犬と猫 2018 11 25
最近、日本では、「猫ブーム」に沸いています。
ペットショップに行けば、
入り口の近くに、猫の展示ケースがあります。
私も、どちらが好きかと聞かれたら、
「猫が好きだ」と答えるでしょう。
実は、私が大学生の頃の思い出があります。
夜遅く、自宅に帰ってくると、
どこからか飼い猫がやってきて、
私の歩く速度に合わせて、隣を歩くのです。
「まるで軍用の猫のようだ」と思いました。
どんなに遅く帰ってきても、猫は、そうするのでした。
田舎の家なので、両親が猫を「放し飼い」にしていました。
もちろん、稲作農家だったので、
猫を家の敷地で「放し飼い」にする必要があったのです。
ネズミの駆除という、猫には猫の仕事があったのです。
さて、「愛犬は、どうした」と犬小屋のほうを見ると、
寝息が聞こえました。
そういうわけで、つい猫をかわいがってしまいましたが、
いかんせん、猫は小さすぎて、
猫が私の足に絡みついてくる時に、
うっかり、猫の足や尻尾を踏んでしまうことがありました。
ある時、私は、こんなことを考えたことがあります。
「猫のDNAを遺伝子操作して、10倍の大きさにすればよい」
よいアイデアだと思い、友人に話すと、
「人類にとって、脅威になる」と言うのです。
考えてみれば、猫を10倍の大きさにすると、
虎やライオンに似てしまいます。
そもそも、虎やライオンは、ネコ科か。
何が言いたいのかというと、
科学技術の発展は望ましいことですが、
「結果」を考えないで、科学技術を発展させると、
人類にとって脅威になるということです。
科学者も宗教心を持つべきであるということが言いたいのです。
これからの時代、科学技術が驚異的に発達するでしょう。
20世紀の科学技術は、「亀が、のんびりと歩いているようなものだった」と、
言われるようになるでしょう。
驚異的に進化する科学技術の時代に、
ある科学者は、功名心に駆られて、
人類にとって脅威になるものを作ってしまうかもしれません。
たとえば、無神論国家において、
無神論の科学者が、そういうことをやってしまうかもしれません。
エレミア書 2018 9 2
主は、こう言われる。
知恵ある者は、その知恵を誇るな。
力ある者は、その力を誇るな。
富ある者は、その富を誇るな。
(旧約聖書 エレミア書 9.22)